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君の笑顔

第25章 戸惑い ~片野 和泉~

「先生かな?」

同じ部屋の子ならノックなんかせずに入ってくるはず。


「はーい」

私はそう言いながらドアを開けた。



「失礼します。」




あ、



「福島くん。」


そこには恥ずかしそうにして立つ福島くんが立っていた。


「どしたの?」
私が聞くと福島くんは顔を上げた。



「き、き、肝試し、一緒に回りませんか?」


「え?」

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