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「あ……」


福島くんの顔はみるみる赤くなる。





また昨日のスケの事を思い出す。


また、なんでこんなときに。




でも、なんで、福島くんが？




「あ、あの。僕のせいで片野さんは足を捻ってしまったので…暗い道、危ないかなと思い…僕が……あの……」



「ハハハ」
支離滅裂な福島くんの言葉を聞いて思わず笑ってしまう。


「私はいいけど…なんか気を使わしちゃってごめんね。本当に回りたい人がいるなら、私の事気にしなくていいよ？」


ゆでだこのような福島くんを見る。


「片野さんが僕の本当に回りたい人です。」



ドキ