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君の笑顔

第25章 戸惑い ~片野 和泉~

「ありがとう、和泉。」
和樹くんがいなかったからか、少し残念そうな顔をする。


「どういたしまして。ご飯終わるまでに言えるといいね。」


またあさみは顔を赤くする。


「ウラくん、怒ってたね」

やっぱり……



「やっぱ、そう思う?昨日からずっと優しかったんだけど……なんか、私怒らせるような事したかも…」



自由行動のときや
今の会話を思い出す。


何か、ウラを怒らせるような事……


やっぱり身に覚えがない。


「うーん、怒らせるようなっていうか…」



「あっ!あさみちゃん!」あさみが何かを言いかけたとき、前からマスクとエプロンをした人が走ってきた。


「……?」


誰か分からず、私たちは黙って前から向かってくる人をじっと見る。



「俺、俺だよ!あさみちゃん!」


ようやく私たちの目の前までくると、それが和樹くんだという事が分かった。

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