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君の笑顔

第9章 再び ~陽介~

すごく小さな声で片野は言った。



顔を見ると、少し涙目だ



「私のせいで、赤いね。」


片野の声とは思えないほど、か細い声だった。



「ごめん、陽介」



ドキドキドキドキ




はやい。



心臓がはやい。



「大丈夫だから。」
俺は片野を見ていった。

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