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彼と心と体と。

第16章 寄り道


「俺さ、」


「なに?」




「日曜、デートなんだ」




一瞬、何も考えられなくなった。
頭が真っ白になるってこういうことなのかもしれない。



「へー…誰と」



「この前言ってた子。」



あぁ、あの子か。
ここ数ヶ月ずっと拓海がメールしてる子。

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