
僕等の恋愛事情
第4章 先輩
そこにやってきたのは…
「俺はサックス担当の中田那智。よろしくな」
とてもかっこよくて王子様みたいな人でした
「那智、遅い」
「ごめん、寝てた」
「なんで!?」
中田先輩はキラキラした笑顔をしてる
私は中田先輩に1秒1秒ごとに惹かれていく
「1、2…40人ぐらい?」
「そんないねぇだろ、ちゃんと数えろ。20人だ」
今年の新入生は20人。
男子6人、女子14人。
「男子けっこう入ってんな。先輩らあわせて男子20人になったな」
男子が20人!?凄い人数だ…
「全員で45人だな」
けっこういるな…
「んじゃ楽器決めすんぞ〜」
「あっそれも俺らの仕事?」
「うん、先生が全てお前らにまかせるって」
「適当だなあのババァ」
どうやら吹奏楽部の先生は女の人らしい
「んじゃ1人ずつ名前と希望言って」
できればサックスに入りたい!!
中田先輩と一緒に練習したい…
んだけど…
