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あなたが好きでした

第7章 時間は戻らない。

その女の人は中2の靴を履いていたので中2の生徒だと分かった。

生徒……私以外にも、いたんだ…。

「し…真の子供…産みた…い…アンッ!…おっきくて…凄い気持ちいいっ…!」

「あ…イクッ、中に逝かせてやる…!」

「あっ…っ!イクッーッ!」

そして絶頂を迎えていた。



…嫌だ、嫌だ、嫌だ。

信じてくれる人が、やっと出来たと思ってたのに…。


…勘違いに過ぎなかったのかな。

ガラッ…

「えっ、誰かいたの⁉」

「…このハンカチ、まさか……。」

私は学年室を抜け、屋上に向かった。

とにかく忘れたかった。先生の存在自体。


…時間は、もう戻らないのかな。

楽しかったあの頃に。

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