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初恋好為

第2章 嫌いなもの嫌われる人

あ!そうか!

その手があるのか!

「そ…そーだよ!山本の!この前山本に理科教えたときにね!あいつ僕の前であんな下品な本読むから取り上げたんだ!そのときに混ざっちゃったみたいー!」


無理矢理な言い訳だけど…


ごまかすっ!



「そうだったんだぁ~!だよね!星野くんがそんなんなわけないもんね!ごめんね!ひーちゃんにもそうやって言っとく!」


「あ~、わざわざごめんね!」



ごめんよ。山本。
でもな、お前はもう今さらエロキャラを消すことができないんだよ。

だからいいだろ?




「お前最低だな。」


「ごめん。山本。まじごめん!」


場所は変わって、屋上。


「まぁ、いいけどさぁ…。なんでそんなエロいってこと知られるのやなのさ。」


「えぇ~前にも言ったじゃないか!」


「なんだっけ…?」


「こんな僕みたいなまじめな子がエロいなんて女の子考えないだろ!」


「まぁ、たしかにそうだなぁ。」


「でも、山本はエロいってことみんな、知ってるだろ?」

「おう…。」


「つまり!!!!女の子たちはそんなまじめでおとなしい僕なんてエロいなんて思ってないから!ある程度無防備で僕に近づいてくるのだぁーーーーー!」




「そういうことか…。」




「ふふーん!頭いいだろ!」



「いや、気持ち悪いよ。」



気持ち悪いよって言われたよ。

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