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君がいいんだ

第3章 初デート

「ごちそうさまー♪めっちゃ美味しかったぜー!!」
「どういたしまして!」

トマトとツナのシンプルなパスタは
お世辞抜きでうまかった

「俺、あれも好きだなー、唐辛子の…」
「ペペロンチーノ?」
「そう!!それ!」
「じゃあ…今度…」

話の流れからふと、『今度』というワードが彼女から出てきた
彼女が次も…って思ってくれていたことが
わかってとても嬉しかった
でも…本当なら俺が言わないといけなかったんじゃないか?

「俺からちゃんと言わせて?」
咳払いしてきちんと顔を見て言った

「紗英ちゃん…またこうやって会ってくれるかな?仕事は不規則でいつになるかわからないけど、今日みたいにデートしてくれる…かな?」

彼女は目を逸らすこともせず
しっかり俺を見て
「はい///…連絡待ってます…」
と答えてくれた

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