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君がいいんだ

第3章 初デート

彼女に気づかれないようにちらっと左手の時計を見た

もう19時だ…

「もうこんな時間なんだ…ね」
彼女が小さく呟く

俺の動きを見てたのだろうか…
それとも
同じような気持ちでいてくれたのか…

「腹減ったね(笑)」
「ふふふ(笑)そう…だね(笑)」

本当はどっかに夕飯食べに行けたらいいんだけど…

「あのさ…冷蔵庫に何かある?」
「え?うーん…ほとんどなんもないよ…」
「あったら何か作ろうかと思ったんだけど…見ていい?」
「うん。いいけど、ホントになんもないよ!?」

そう言って彼女は冷蔵庫を覗く

「棚も見ていいー?」

俺に聞きながらOK の前にもう色々探している

「ねぇ翔くん!!パスタ作れる!キッチン借りていい?」

彼女はトマト缶とツナ缶を俺に見せながら
笑顔で言っている
前に相葉くんと松潤が来たときの残りだった

「キッチン使ってもいいけど…作ってくれるの!?」
「任せて!!」

彼女は手際よく料理を始めた

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