君がいいんだ
第4章 同じ気持ち
次のオフがいつになるか全く予定がわからなかった
彼女のシフトをメールしてもらっていたが
俺が帰る頃には彼女は寝ている時間…
電話は全く出来ず、メールのやりとりだけが唯一の楽しみだった
「にの…今ちょっといい?」
俺は、思いきって今までのこと、
会いたくてもなかなか都合がつかないこと
そして
どうやって会う時間を作っているのか
『先輩』に聞いてみた
「うーん…あやねえはひとりで住んでるし、デートって言ってもオレが会いに行くだけだし…」
「翔さん…さ?」
「なに?」
「彼女のことどう思ってるのか、本人に言ったの?」
「紗英ちゃんのこと…を!?」
「好き…なんでしょ?言ったの?違うの?」
「いや、それは…えっと…」
にのはいつも的確な、俺にぴったりのアドバイスをくれる
今だって、俺の一番不安な部分を
ズバリと言い当てる
『単にヤるだけの女友達みたいに思ってんなら軽く「うちに来い」って言えばいい
そうじゃなくて好きなら…
大切にしたいなって思ってんなら…
まずは…
気持ちをちゃんと伝えて、彼女の気持ちも
聞いて…もし同じなら
会う時間は短くても、遅い時間でもうちに来てほしいと言えば来てくれるよ』
彼女のシフトをメールしてもらっていたが
俺が帰る頃には彼女は寝ている時間…
電話は全く出来ず、メールのやりとりだけが唯一の楽しみだった
「にの…今ちょっといい?」
俺は、思いきって今までのこと、
会いたくてもなかなか都合がつかないこと
そして
どうやって会う時間を作っているのか
『先輩』に聞いてみた
「うーん…あやねえはひとりで住んでるし、デートって言ってもオレが会いに行くだけだし…」
「翔さん…さ?」
「なに?」
「彼女のことどう思ってるのか、本人に言ったの?」
「紗英ちゃんのこと…を!?」
「好き…なんでしょ?言ったの?違うの?」
「いや、それは…えっと…」
にのはいつも的確な、俺にぴったりのアドバイスをくれる
今だって、俺の一番不安な部分を
ズバリと言い当てる
『単にヤるだけの女友達みたいに思ってんなら軽く「うちに来い」って言えばいい
そうじゃなくて好きなら…
大切にしたいなって思ってんなら…
まずは…
気持ちをちゃんと伝えて、彼女の気持ちも
聞いて…もし同じなら
会う時間は短くても、遅い時間でもうちに来てほしいと言えば来てくれるよ』