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君がいいんだ

第4章 同じ気持ち

家に帰ってからも
にのの言葉が頭を駆けめぐる

『ヤるだけの女』!?
そんな風になんて思ってないよ

電話一本ですぐ来るような、そういう奴はいたけど
彼女に対してそんな気持ちじゃないよ

好き…なんだ…
純粋にそばにいたいんだ
笑っていてほしいんだ
もっともっと
同じ時間を過ごしたいんだ

そりゃ…俺も男だから…ちょっとは…
いや、ちょっとじゃないかもしれないけど
ヤラシイこともしたくなるだろうけど
自分の欲求だけを満たすような
そんな行為じゃなくて
心も繋がっているような
そんな恋愛がしたいんだ

そう…
紗英ちゃんと…

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