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君がいいんだ

第4章 同じ気持ち

部屋に通されると、女の子らしい空間で
緊張してしまった

「突然だったから…普段からちゃんと整頓しておけばよかったです」と言っていたが
きちんと片付いている

どうぞ、と出されたコーヒーは美味しかった
ベッドのふちがソファの背もたれのようになるほどの狭いスペースで
俺はますます緊張していった

「私…お腹ペコペコなんです…櫻井さん、夕ご飯食べませんか?」
「食べたいなー」
「よかった(笑)じゃ、約束のペペロンチーノです!」
「マジで♪やった♪」

出来上がったパスタと一緒に
冷えたビールを出された

「紗英ちゃんは?飲まない?」
「ちょっとだけなら…」

グラスに半分だけビールをつぎ
「お疲れー!!」
と乾杯した

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