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俺の執事(ひつじ)

第2章 ひつじが2ひき

ひつじは一言余計で心でも見えているのかと思うくらい
俺のことを見通している

かといって俺を腹立たせることばかり言う

けど
それよりももっと多くの大事な言葉をくれる

俺がほしい言葉をくれる

それは俺にとって嬉しかった

幼い頃からの癖なのか
俺は安心して甘えてしまう

「…ひつじ、二人のときは
坊っちゃんと呼んではくれないか?
……そうしてほしい…」

「…はい、かしこまりました
坊っちゃん」

ぽんぽんと頭を撫でてくれるのが
とても安心する


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