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俺の執事(ひつじ)

第2章 ひつじが2ひき

「……ですが、不安といったら
16歳で早々とご結婚されて子供が一人二人居るのは今の世間的には少々お早いかと……」

「ぶっ…本当に一言余計……」

何かがふっ切れたのか
ボロボロと涙が流れた

「ぼ、坊っちゃん?どうされました?」

「うぅっ……うわあぁぁあ…」

俺は子供にみたいに泣いた

こんなに泣いたのはいつぶりだろうか

ひつじはまた俺を抱き締めてくれていた

「坊っちゃんは大丈夫です
ひつじがずっとおりますよ…」


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