
適当詩
第5章 5
「壁」
壁があって
瞼を閉じると
大きな壁があって
どこまでも
どこまでも
続いているのさ
地面も
空も
一向にないんだけれど
ただ
俺の目の前には
壁が
立ちはだかっているのさ
どうにか
こうにか
してさ
回り込んでみたり
掘ってみたり
透かしてみたりさ
それでも
やっぱり
壁の向こう側は
見えないのさ
そんな
こんなで
こうして
ここに
俺は
居るんだけれども
振り返ってみたら
なんだか
まあ
ね
壁の向こう側なんて
壁のこっち側と比べたら
たぶん
屁
みたいなもんだな
と
やっと気付いた
訳なのさ
だから
おい、壁
もう一度振り返って欲しいんなら
それなりのモン
用意しときな
と啖呵切って
今日をシメる
終わり。
壁があって
瞼を閉じると
大きな壁があって
どこまでも
どこまでも
続いているのさ
地面も
空も
一向にないんだけれど
ただ
俺の目の前には
壁が
立ちはだかっているのさ
どうにか
こうにか
してさ
回り込んでみたり
掘ってみたり
透かしてみたりさ
それでも
やっぱり
壁の向こう側は
見えないのさ
そんな
こんなで
こうして
ここに
俺は
居るんだけれども
振り返ってみたら
なんだか
まあ
ね
壁の向こう側なんて
壁のこっち側と比べたら
たぶん
屁
みたいなもんだな
と
やっと気付いた
訳なのさ
だから
おい、壁
もう一度振り返って欲しいんなら
それなりのモン
用意しときな
と啖呵切って
今日をシメる
終わり。
