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夢の虹

第1章 席替え


「あ、その感じはいい席だったんだっ」

「うん!流星と隣なんだよ!」


にこにこ顔で私は答える。

嬉しくて仕方ないんだもん!


「あぁ!もう可愛いんだからこの娘は!」


小百合は更にぎゅっと抱きついてくる。

可愛いって…小百合の方が可愛いのに…

そうだ、小百合は何番だろう?


「そういう間瀬は何番だ?」


ずっと黙って私たちを見ていた流星が尋ねた。


「私は6番だよ」

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