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夢の虹

第2章 となり


「…心愛?俺の顔に何かついてる?」

「へっ?」


いつの間にか私は思いっきり流星を見つめていた。


「ひゃあっ!違…っ!!何でも…」


嘘っ?!目だけのつもりだったのに!

恥ずかしい…

顔が更に赤くなるのを感じる。


「ぷっ…くくっ…ふ…」


流星はそんな私を見ながら必死に笑いを堪えていた。

その楽しそうな顔にすらどきどきしてしまう。

そして一通り笑いを収めた後、ノートにすらすらと文字を書き、とんとんっと指で示した。

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