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収まれ、収まれ心臓。

そんなに早くならないでよ。

今度こそ聞こえちゃうじゃんか！


「ごめん」


私が焦っていると、流星からそんな言葉が聞こえた。

どきどきしすぎて流星を見れないし、声も出せない。

伝わるか分からないけど、私は小さく頷いた。

流星はなにも言わなかった。

それからはずっと黙って授業を聞いていた。

でも内容は全くもって頭に入ってこない。

前後と左右でこんなにも違うんだ…

こんなにどきどきしていたら、これから先、生活出来ないよぅ…