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夢の虹

第2章 となり


キーンコーンカーンコーン―…


チャイムが鳴り、授業の終わりを告げる。

挨拶も終わると、小百合がそれはもう楽しそうな顔で振り返った。

目の輝きはダイヤモンド以上じゃないのか。


「心愛~!!どうだった~??」


ニタニタしながら聞く小百合。

逃げたい…でも逃げられない…


「な、なんにもないよ…?」

「なんにもない訳ないじゃん!いちゃついてたくせにっ!」

「い、いちゃ…っ?!」


私の顔はもうオーバーヒート寸前。

こんなに顔が熱くなって大丈夫なんか、私。

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