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夢の虹

第2章 となり


え…だって…

ないと思っていた教科書があったんでしょ?

授業は終わっちゃったけど、持ってきてたなら落ち込む必要はないじゃん。


「恥ずかしがる必要はないと思うけど…」


完全に私達の空気が止まる。

あれ?

私、また変なこと言ったかなぁ?

あ、でも小百合から逃げられるチャンスかも!


「私、お手洗い行きたいから先に行くねっ」


そう言って私はその場から逃げた。

二人とも返事をしなかったけどね。





「…策士、策に溺れる?」

「うっせぇ!」

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