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夢の虹

第2章 となり


なんでさっきまでの授業の教科書を持ってるの?

忘れたんじゃなかったっけ?

流星は顔を赤らめて下を向き、何も言わない。

私達の中に変な空気が流れる。

あ、そうか。

もしかして…


「流星、教科書持ってきてたんだね」

「あぁ…」

「よかったね!教科書あって!」

「…はい?」


顔を上げてポカンとする流星。

ついでに言うと、横にいた小百合もポカンとしている。

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