テキストサイズ

夢の虹

第1章 席替え


「ごめぇん、心愛。ちょっとイタズラしたくなっちゃった!」


未だ笑いが収まらないようで、涙を浮かべながら小百合は言う。

ええっと…これはつまり…


「私は…騙されたの?」

「そういうことっ!」


あはは…

…私の馬鹿正直!


「もう知らない!」


私は小百合を置いて学校へ向かって歩き出す。


「あっ!ちょっと待ってよ!!」


穏やかないつもの朝。

私達は今日も元気です。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ