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赤い印

第10章 一難去る。

「昨日、本当にごめん。」
神谷君派のリーダー月宮さんが
頭を下げてくる。

「嫉妬が過ぎた。」
海部君派のリーダー浪森さんも
頭を下げてくる。

「私たちも、ごめん!」
皆が一斉に私の頭を下げる。

昨日されたことは正直腹が立ってる。
すごく恥ずかしかったし、嫌だった。

でも。

「…もう、いいよ。」
皆に聞こえるか聞こえないか位の声で私は思いを伝える。

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