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赤い印

第10章 一難去る。

どう思われてもいい。

私は真実を話そう。

「…うん…。佐倉さんは、そういう子だもんね」
月宮さんが口を開く。

「それなのに、私たち勝手に誤解してた。それに、ひどいことした。」
波森さんが続いて言う。

「もういいの。過ぎた事は忘れよう?だから、これからも仲良くしてください!」

私は右手を差し出した。

「もちろん!」
「当たり前だよっ!」
「こっちこそお願い!」

ぶわっと皆が私を取り囲む。

和解、成立。

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