僕の初恋
第10章 2013年 お泊まり会
*優愛編*
私はエレベーターに乗るのを待っていた
「遅いなあ…まあ、そりゃあそうだよね。80階建てだし…。というか80階ってすごいなあ…。本当タワーに近いくらい…。」
って、何を独り言…
「…ほんと」
…え?
横を見てみると寿也くんがいた
「……あ、私、階段から行きますね…」
私は逃げようとした、その時
「ん、待てよ」
腕を掴まれた
「は、離して」
「何で避けるの?」
「そ、それは…」
「…あ、来た」
丁度エレベーターが一階に降りて来た
「乗ってから話聞く」
「…うん」