
僕の初恋
第11章 2013年 自由時間
「…えっ」
私は目からなぜか涙か出てきた
「嘘っ……なに…これ…」
「優愛…」
「ごめんね…寿也く…ん…。なんか、涙が、勝手に…」
「…無理、するな」
そう言うと、寿也くんは私を抱きしめた
「……優介の事だろ」
「え…」
「…兄妹だから、な」
「…うん」
「…辛いよな」
「…寿也くん…」
「俺は中学ん時、いじめられてたのが辛かったけどな…」
「寿也くんが中2と中3の時だよね…」
「ああ…。優愛は確かその時小6と中1か…」
「うん…」
「まあ、中2の頃は名前聞いただけで、中3からか…」
「そうだね…」
そんな事を語っているうちに13階に着いていた
