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僕の初恋

第8章 2013年 止まらない時間










今日は珍しく、優愛は1人で出かけた。

昨日から、僕達は気不味い雰囲気になってしまった。

多分…俺の表情を見て気づいたのかもしれない。

顔に…よく出るから。


「…はあ」

俺はベットから一歩も出ることはなかった。



プルルル

「電話?誰だよ…」

表示されていた名前は永野だった。

「ん、もしもし」

『あ、優介?』

「おー、風邪治ったのか」

『まあ、咳は止まった。…それよりも、お前知ってんの?優愛ちゃんの行き先』

「…は?」

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