素直じゃなくてごめんね。
第9章 テスト勉強
「若葉ちゃんがいないと勉強…不安だね…」
詩織が呟いた
「うん…でも、詩織の教え方も上手だと私は思うよ?」
「そうかな~?そんなお世辞言われても何もでないよ?」
詩織はクスクス笑いながら言った
「もぅ そんなお世辞なんて言わないよ!!私は本当のことしかいいません!」
私達がそんなやりとりをしていると
ガラララッ
「おい、琴塚いるか?」
先生がいきなり詩織を呼びに来た
「はい。何ですか?先生」
「ちょっと頼みたいことがあるんだが、時間あるか?」
「いえ…今はちょっと……」
「頼む。もぅお前しかいないんだ。」
「でも…」
こんなやりとりがずっと続いた末に 詩織の方が折れてしまった
(詩織は押しに弱いとこあるからな~ でも、それが詩織のいいところでもあるんだけど)