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私と彼と、そして…

第2章 出会い

ある日の朝、詩織はエレベーターに乗り、ボタンを押そうとしたその時、

「すみません!」

と駆け込んでくる若い男性社員。

岡田拓也。29歳。

詩織の休職中に人事異動でやってきた。

拓也は詩織の姿に気づくと、

「初めまして。業務課の岡田です!」

と威勢のいい挨拶をした。

背は低いが端正な顔立ち。

「初めまして大沢です。宜しくお願いしますね。」

と、落ち着いて挨拶を返した。

これが2人の出会いとなり、後に2人は激しく恋に落ちる。

この頃はまだ、気付いていなかった。

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