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私と彼と、そして…

第5章 告白

ある日の夜、拓也からメール。

いつも通り、
「電話しても良いですか?」
って…

この日は愚痴でも何でもなく、たわいもない話で盛り上がった。

その中でお互いの恋愛観とか、少しエッチな話もしつつ、いつになく盛り上がった。

「俺もそろそろ彼女欲しいな。」

「でも、岡田さんモテるでしょ?」

「いや、全然…」

「私独身だったら付き合いたいな。」

「えっ?それは嬉しいですね」

「でも、今の私に好きって言われたら困りますよね(笑)」

「いや~嬉しいですよ。」

しばらく、沈黙になった。

詩織は、拓也に切り出した。

「実はね…。言いにくいんだけど… 私、好きだったんですよ。岡田さんが。」

詩織の中では冗談半分だった。
好きな気持ちを話したところで報われない恋。

それをわかっていながら詩織は拓也に自分の気持ちをストレートに話した。

「あ…ごめんなさい。困りますよね」

慌てて取り繕うと、拓也は

「いや…すごく嬉しい。俺達付き合おうか。」

まさかそんな言葉が聞けるとも思わず、詩織は激しく動揺した。

これは不倫になる…

詩織は動揺しながらも拓也にYESの返事をした。

でも、どうしたら…?

「とりあえず、家に遊びにおいでよ。」

拓也の家に行く約束をして、電話を切った。

詩織は高鳴る胸の鼓動が止められなかった。
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