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執事様のご奉公〈BL注意〉

第1章 朝の目覚めは


「あ、とれました」


「ぅえ!?あ、うん」


焦りすぎて状況を理解できない俺に対して、平然な奏。


それが、決して抱きしめた訳じゃない事を物語っている。



・・・何を期待してるんだ、自分。
恥ずかしくて火照る顔を隠しながら、俺は車から降りた。



「じゃ、行ってくる!!
いってきます!!」



俺は勢いよく車から飛び出した。


ひんやりとした風が、
火照る体を冷やしてくれた。

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