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執事様のご奉公〈BL注意〉

第1章 朝の目覚めは


「隼人様、頭にゴミが付いてます」

「え?」


…―――バサリ




車の助手席に座った俺の方に
体を寄せる奏が、
そのまま俺を抱き寄せた。



「え、あ、え?」


な、何が起こっているんだ?
ちょ、ちょっと待て。


奏が俺を抱きしめる?
なわけないじゃないか。



ドキッ………ドキッ……


ドキッ…



お願いだから、
心臓音を止めて欲しい。


…実際止めたら
死んじゃうんだけど。


この心臓音が、お願いだから
奏にバレませんように…。

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