執事様のご奉公〈BL注意〉
第2章 秘密の時間
まずはじめにルックスがよく、その次に大人っぽい。授業だけ眼鏡をかけるのも堪らない(らしい)
女子から聞いた話だから、よくわからない。だけど格好いいのは男の俺でも分かる。
「ええ、っと…。皆さん、
お早う御座います」
いつもの冷淡な口調で挨拶をしながら、日誌をペラペラとめくる姿すら、
…女子がときめいている。
俺も・・・まぁ、その。目を奪われない事もないわけでして。
奏に惚れてる所為か、どういう訳か女じゃなくて男にときめいてしまう俺。
・・・そんな自分が、
嫌でしょうがない。