テキストサイズ

中学生。

第2章 2年1組




そのままうたた寝してしまい
気づけば下校時間を過ぎていた




急いで教室に戻る




教室に入ると
夕陽が教室を赤く
染めていた






すると窓際の一番後ろの席に

クラスメートが座っていた
のが見えた




竜夜はなにも反応せず
帰る支度をしようと
ロッカーからカバンを

出す








カバンを上げると

ゴミが大量に入っていた








それをゴミ箱にすて
机に手をかけ
教科書を出す


教科書には死ね消えろなど
がかかれていた



それを無理やりカバンに
つめて教室を
出ようとしたとき







「お前さぁなんでなんもいわねぇの?」




教室に座っていた
佐藤大地が
話しかけてきた





竜夜はなにも言わず
たたずんでいた





大地は
「悔しくないのか?もっとなんで言えないんだよ」










竜夜が口を開いた


「なにを言ってもむだだから。」




ストーリーメニュー

TOPTOPへ