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姫と騎士と吸血鬼

第2章 始まり




「中で話をしましょうか」






私はスザクを部屋の中に招いた






――――――――――





「もう一度挨拶を

自分の名はリトアネル・スザク

吸血鬼です」







床に膝を付いた






『どのような良兼で?』




「こちらが名乗ったのですから、本心はそちらも名乗って欲しかったのですが…」






頭に手をついたスザク





『それは申し訳ありません

拐いに来たという事は私の事も知っているのかと思いまして



私の名はリーゼロッテ・アスタリカです』







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