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姫と騎士と吸血鬼

第4章 ウォートマタ




『失礼』





私はマリティアの身体に手を当てた



『マリティアさんは、ウォートマタの中でも珍しい岩石を使われていたんですね』




「そうです
ですが、どうしてお分かりに?」




『私は『SIRRUT』の姫ですよ』





「そうでしたね」



フッと笑うスザク






『岩石は《ルトン》が使われていたんですね

だから貴方は沢山の人達の身体を集めていた』





「っ…」





スザクは何かいいかけたが



『大丈夫です

私は《ルトン》をやどしている物を知っています』









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