姫と騎士と吸血鬼
第4章 ウォートマタ
無意味…
そう…アスタは言っていた
自分は何も想わないと
「アスタ…自分はまだアスタと出会って間もない
だからと言って、もしかしたら自分が命を落とすかもしれない、そんなことはして欲しくない」
どうして自分はこんな事を言っているのか分からなかった
『その事は謝ります
ですが私は、間違った事はしていないと思います
何故なら私には、《ルトン》は必要ないからです』
「その事は存じ上げています」
『これ以上、話しても会話が成り立ちませんね』
そう言ってアスタ話しを切った
「そうですね
では最後に妹を助けて頂きありがとうございます」