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姫と騎士と吸血鬼

第4章 ウォートマタ




「何をなさったのですか?」



『私は…

私の体内にやどしている《ルトン》をマリティアさんに移動さすただけです』



どうして



そんな平常心で要られるんだ?

と聞きたかった


が…



「どうして…

どうしてですか?」


自分はギュッとアスタの手を握った




『どうして?と言われても…
私には分かりません』



「そうですか…」


『怒らないのですか?』




「いえ、怒った所で無意味そうなので」









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