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先生が教えて。

第14章 兄弟

*隆司side*




「ただいま、って…
何にしてんだよ?」




俺の兄貴、神田総司は玄関の廊下で寝そべっていた。




「……」




「寝てるの?」




「起きてる」




「あっそ。
どけ、邪魔だ兄貴」





「お腹すいた…」





俺の兄貴は家じゃこんなんだ。

家事とか全部俺任せ。




「俺、もう食ってきたんだけど」




「何々、合コン?」




「あぁ。
お前の学校の女子生徒達と」





「へー…」




兄貴はしばし何か考えるような仕草をし、




「まぁいいや。
飯作れ」




「作って下さいだろばーか」




俺は文句をいいながら廊下に寝そべっている兄貴を踏み付けて台所に向かう。




全く、こんな干物みたいな兄貴の何処がモテるのかわからない。

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