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先生が教えて。

第18章 *神田 総司side*





「あれ兄貴、玄関なんかで突っ立ってどうした?
早く上がれよ」





調理中であったのだろう、
俺の弟、隆司はエプロン姿にお玉という主婦みたいな華やかな顔に合わないミスマッチな格好をして玄関に現れる。




「ほら立てって…
…ん…?」





「何だよ?」





隆司は俺の服に鼻を近づけてクンクンと匂いを嗅ぎ始める。




「何だよ気持悪りぃな…。
俺にそっちの趣味はないんだが」






「バーカ、何処に実の兄貴に手を出す弟が居るんだよ。俺にもそっちの趣味はねぇ」





「じゃあ早く離れろ。
そして飯だ。」






「兄貴さぁ…、そろそろ生徒に手を出すの辞めろよ…。マジでバレたら捕まるぞ?」






「問題ない、今回のはお互いの気持が通じ合っているからな」






「は、はぁぁぁぁ!?」





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