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先生が教えて。

第20章 奪い合い





(怖っ…)




神田は今にも裕太を殴りそうなほどの勢いで鋭い視線を送っている。




裕太はその視線に気付いたのか、



「なー、愛梨!
俺らもう付き合っちゃおうぜ」




「はっ!?」




「ひゅーひゅー!
裕太君やるねー♪」




「ちょっと愛梨ー!
もういっそ付き合っちゃえばぁ?」





盛り上がる皆。





「神田先生もそう思いますよねぇ?」



挑発的な態度で、裕太が言った。



「あ、あぁ…
二人とも…お似合いなんじゃないかな?」




爽やかな笑顔の神田。



でも、殺気だけは十分に感じられた。




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