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先生が教えて。

第10章 守護

「何処で食べるかー」



校内を弁当を持って歩く。




「もーっ、教室でいいじゃん…

……ぁ…っ!」







「どうした愛梨?」




「いや…。裕太…。
あの人が神田先生だよ…」




「え!?」




真っ正面から歩いて来る神田。




「ふーん…。
あいつが…」




30mくらい手前に居る神田を裕太は軽く睨む。



うわぁ、凄い気まずいんだけど…。




いや、私は被害者なんだから堂々としなきゃ!



裕太と私は無言で歩く。




神田との距離が縮まる。





あと少し。




もうすぐすれ違う…。




物凄く緊張する。鼓動が速くなる。




神田との距離も残り僅か。





その時だった。

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