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夏の終わりに想うこと

第4章 電話



「なんで大野さんの電話出るだけで無理とか言ってんの?」


「いや、別に…。」

「好きなの?」


えーーーーーっ!?

潤もわかんのかよぉ…。

うちって顔に出やすいタイプ?

「………。」

「やっぱりそうなのかよ(笑)」

「なんで笑うのよっ!そうよ!私は大野くんのことが好きなんですぅ!恋してるんですぅ!」


「ごめんごめん(笑)」

「笑うなって…。」

「いや、今まで『恋』なんて言葉ことはから出たことなかったからさ(笑)」

「悪いかっ」

「悪かないけど(笑)」

「いい加減笑うのやめろよ」

「ごめん(笑)あのな、ことは」
いきなり笑うのやめるからビックリして

「な、なに?」

「大野さんなぁ、お前のこと好きだぞ」

「は?」

「だから、大野さんはお前に『恋』ってのしてるって」

「えぇ!?それまじ話?」

「あぁ。」

「信じられない…。」

まじかよっ!?

超絶嬉しいんですけどっ!

でもさぁ。

潤に言われるより

自分で告白したほうが

よかったかも。。。


「信じられない、なら自分で確かめてみれば?」

「え?」

「告白してみればって」

「無理だよぉ」

「無理じゃない。俺がなんとか大野さん呼び出すからお前告白しろ」

「だいじょうぶっ!自分で呼び出して、自分で告白する!」

「そっか。じゃ、頑張れよ(笑)」

「うん!大野くんの彼女になるために、ことは頑張ります!」

「あぁ、頑張れ(笑)」


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