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にゃんと喘いでくれるよね

第9章 猫と痛み






「…みい…どうしてここに…っ?」











少し怒ったよーな

でも悲しいよーな

顔をしてみいを見るりく。








「みい…ごめんな」 








「どうして謝るにゃん…っ?」









「…ごめんな…っ」







そんな切ない顔で

みいを見ないでよ…っ







悪いのは


みいなのに



わがまま言ってこまらせてるのも


全部みいなのに







なのに…





でも…




りくを誰にも渡したくない…っ







だって、みいの物だもん!





他の誰の物でもない


みいだけのりくだもん!






なのに…





「…ぅっ…にゃ…ん…っ…」







「…みい…っ」








サラッ






っとみいの髪を通って

りくの手は涙に触れる。







とたんに溢れてくる欲望。








「…りくぅ…っ


りくぅ…///」

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