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にゃんと喘いでくれるよね

第9章 猫と痛み






近づくと消える。



どうして…っ?




りくは…みいが


嫌いにゃ?








どうして…っ



どうしてよぉ…っ









一本の光が見えて

そこにゆっくり近づくと


やっぱり聞こえる…









「り…りくぅ…っ!!」








ガバッ








え…?




ココって…?








「みい!!」







目を開けた先には

いつもと同じ天井に


いつもと同じりくの匂いに




いつもと同じじゃない


心配している

りくの表情があった。

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