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にゃんと喘いでくれるよね

第10章 猫と特別






サラッと


寝ているみいの髪に触れる。








「…ん…っ」








寝がいりをうって


こっちに顔をむける。










か…可愛いなぁ…






僕はみいにキスをして

再び目を閉じた。








良かった…みい


いたんだ。









再び目を開けた時には






悪い夢と一緒に





みいは僕の前から姿を消した。











ポロッ





『りくぅ…っ




…幸せになって…ね…っ』








あれは夢だったのか





それとも…っ






僕の唇に残る




獣に噛まれたような痛み。










みい…っ




僕は頭まで布団をかぶり


密かに涙を流した。

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