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にゃんと喘いでくれるよね

第11章 猫と迷子






僕は小さい時みいって猫を

飼ってた。




それは小学5年生の時で

はじめはかなり小さかったのに

だんだん大きくなって



遠くから見ると

白い毛玉のかたまりのようだった。










「お母さーん


みいどっか行っちゃったー」










「…りく…そこにいるじゃない」








「あ!!」








見た先には

隣の家の僕と同じ位の歳の子に



だっこされたみいの姿があった。










「…やだ」








「こ、こらっ…りく!!」







僕はみいを抱っこしていた



女の子からみいを


奪い返した。










「…僕のみいに触んな…っ」

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