テキストサイズ

にゃんと喘いでくれるよね

第8章 猫と彼女






みいに、家に帰って

白石と付き合った事を

寝る前に言った。









「どういう事にゃ…っ?」








「そのままの意味だから」








背中合わせで布団に入ってきた

みいは何も言わなかった。








でも



微かに聞こえる

すすり泣く声で…






僕は一晩中寝ることが

できなかった。









やめろよ…




これ以上…






僕を惑わすのは…っ。








忘れたい



みいの温もりを


みいの唇を


みいの声を




僕の知ってる


みいの愛しい所






全部忘れたい。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ