にゃんと喘いでくれるよね
第8章 猫と彼女
朝になって
僕は眠い目をこすりながら
左を見ると
みいはいなくて
すぐに、ドアが開く音が聞こえた。
ガチャン
「りくぅ…っ」
ズキッ
「りく…っ
朝ご飯…上手く作れたか
わかんにゃいけど…
早く起きてきてにゃ…?」
バタンッ
重い体を起こして
用意をととのえて
キッチンへむかう。
そこには
イスにちょこんっ
と座ったみいがいて
大きな目は
凄く晴れ上がっていた。
「おはよーにゃ!」
「…おはよー」
目が腫れてる理由なんて
聞かなくったって分かる。
それに…
無理して作って笑うなよ…っ